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クリスマスの名曲「きよしこの夜。」この歌は、もともとギターのための曲で、19世紀のドイツの教会でオルガンが壊れたために、助祭のヨセフ・モールが、村の音楽教師のグルーバーにギター伴奏のための作曲を依頼したと言われています。私は毎年、この曲をオカリナで演奏します。

イエスの誕生の夜を歌う「きよしこの夜」

「きよしこの夜。」

クリスマスの歌の代表と言っていいでしょう。

私は毎年、クリスマスにはこの曲を真っ先にオカリナで吹きます。

この曲に歌われている物語は

イエスの誕生の場面です。

神の子であるイエスは、処女のままの母マリアのおなかに宿り、

マリアと婚約していた大工ヨセフは

生涯マリアとの間で純潔を守りながら、

イエスを育てます。

イエスが生まれたのは、

戸籍調査の命令が下り、

ユダヤの全国民が故郷の村に帰らなければならなかったので、

マリアとヨセフは、住んでいたナザレから、ヨセフの故郷に帰る旅に出ます。

おりしもマリアのおなかは、大きくなっており、

胎内のイエスはいつ生まれてもおかしくない状況でした。

その旅の途中、

ベツレヘムという町に差し掛かった時に、マリアは産気づきました。

もう夜でしたが、ベツレヘムの宿屋はどこも満員でした。

ヨゼフは、必死であちこちの家に頼み込みますが、

ことごとく断られ、

やっとのことで、馬小屋に泊めてもらいます。

その馬小屋で、救い主イエスは生まれたのです。

「きよしこの夜」は

旅の途中のベツレヘムで、イエスが生まれた喜びをほのぼのと歌い上げます。

もともと、ギター曲だった「きよしこの夜」

「きよしこの夜」の曲は

もともと、ギターのための曲でした。

そのいわれは・・・・

時は1818年、オーストリアの聖ニコラウス教会でのことです。

クリスマスイブの前日に、教会のオルガンが壊れてしまったのです。

しかし、このことがハッピーアクシデントとなり、

「きよしこの夜」の名曲が生まれることとなりました。

「オルガンが壊れては、クリスマス曲の伴奏ができない!!!」

当時28歳だった教会の若き助祭(いわゆる神父様の補助)であるヨゼフ・モールは

ドイツ語の原詩「Stille Nacht」(英訳では「Silent Night」)を急きょ書き、

村の音楽教師でオルガン奏者のフランツ・クサーヴァー・グルーバーに

ギター伴奏のための作曲を依頼しました。

当時は、オルガン演奏が伝統であり、

ほかの楽器は「世俗的だよ!」としかめっ面されていた固い時代です。

「教会のミサでギターなんて・・・」という声は当然出ておかしくありませんでした。

しかし、助祭のヨゼフは、グルーバーに熱く説得し、

グルーバーは徹夜で構想を練って、一晩で曲を書き上げ、

ミサが始まるわずか数時間前に曲が出来上がったと言われています。

つまり

「きよしこの夜」は、

ギターのための聖歌

~いま時でいう「フォークソング・ミサ」の曲だったんですね。

私の個人的な意見ですが

教会のミサや礼拝は、祈りの場ですが、

祈りを深めるために使う楽器に、制限はないと思うのです。

つまり、祈りが深まればいいわけで…

きっと

イエスがこの場にいたら、「オルガンが壊れてるなら、ギターがいいね」

って言われると思います。

私は、教会のミサの席でもしばしばオカリナを演奏します。

(ちなみに、私は仏教の法要の席でもオカリナを演奏してきました )

このギターのための曲「きよしこの夜」も

オカリナに本当にマッチします。

これは私の演奏の動画ですが、

ぜひお聞きください。