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海によせて詩を作りました。「いのちの海」と題しました
この詩と時は異なりますが、最近、日本海の丹後神崎の浜辺で、古代笛「暁光」を吹きました。この笛の音色は、海辺のさざ波と本当に調和していました。

古代笛「暁光」の音色です。

いのちの海(星咲繁博 作)


それは
何もかも包むいのちの母

大雨で茶色くなった山の水も
街をながれてくたびれた水も
どんな色の水も
みんな海に流れたら

何もかもきれいに透明になって
母なる海の水に溶ける
そこには
ただ一つ
きれいな海があるだけ


それは
何もかもゆるすいのちの父

苦労して進んだ船の航跡が
海に弧を描いてしばらく残るが
どんな形の航跡も
みんな海に吸い込まれたら

何もかも鏡のようにきれいになって
父なる海の一部になる
そこには
ただ一つ
静かな海があるだけ

いろいろあったこれまでのこと
みんな許して仲直りしよう
仲直りして優しく忘れよう

思いっきり流した涙を
母なる海に 父なる海にプレゼントしよう
大きな声でありがとうって言ったら
優しく忘れよう

そこには透明な海がある
そこには静かな海がある
あなたを包んでくれる海がある

そして
新しくなったいのちで
ひかりを信じて前に進もう
波を切る船の舳先(へさき)は
いつも新しい

新しいいのちで
いまこのときを
明るく前に進もう
たったいまこのときの潮風を
胸にいっぱい吸いながら

古代笛「暁光」を吹く

最近、
丹後由良の浜の隣
丹後神崎の浜辺に立ち、
古代笛「暁光」を吹きました。

この「古代笛 暁光」は
熊本の古代笛作家 高場俊郎氏の作品です。

高場氏は、古代の祈りについて思いをはせていた時に
この笛の形がひらめき
この笛をつくろうと思い立たれたそうです。

それが、
後ほど調べたら
驚くことに、中国や日本海沿岸に出土している
弥生時代の笛に形が似ており、
音の鳴る原理も似ていたそうです。

この形の古代の土笛は、「けん」とか「しゅん」と呼ばれ、
農耕神に収穫を感謝する祭礼や、
亡くなった人の魂を静めるための祭祀に使われていたようです。

実際に吹いてみて
この音色の何とも言えない
「包み込むような感じ」に、私は魅了されました。
この音には魂がある
そう感じました。

この動画は、まだ入手して間もないころに吹いたものですので
音が十分にこなれていないと思いますが、

ぜひ聴いていただきたい音色なので
この記事に取り上げました。

これからも
さらに吹き込んで
より良い音色を追求していきますので
よろしくお願いします。