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即興でオカリナ演奏の創作をし、「時の旅人」と名付けました。突然メロディーやアイデアがひらめいたり、何か自分以外のところから「おり」てきたりしたときに、オカリナがあり、すぐに吹いて録音できれば一番いいのですが、仕事をしていたり、自由に吹ける状態ではなかったりしてそういうわけにいかないことがほとんどです。そんなとき、どうすればいいのでしょうか。今回の記事では、即興創作をどうすればいいかについて考えます。

オカリナ独奏曲 「時の旅人」演奏動画です。

自作の詩 「デジャヴ」

先日、曲が突然ひらめき、オカリナで即興で演奏して録音しましたが、
そのときに同時に詩も思いつきました。
その詩をここに挙げます。

デジャヴ

私はきみを覚えている。
会ったことがないかもしれない。
話したことがないかもしれない。
それでも
会ったことがある。
親しく話したことがある。
大切なきみを
私は覚えている。

何気ない生活の一コマで
いつの時だったか
どこの場所だったか
確かに君といたころの風の香りを
一瞬感じることがある。

でも
その一瞬も、
生活の雑事の中に薄れて消えていく。

忘れないようにと思っても
通り過ぎる新幹線のように
忘れてしまう。

でも忘れても忘れていない。
心の隠し場所に
きみは住んでいるから。

曲が「おり」てくる 「ひらめきの時」

生活の何気ないときに、「音楽」とか「アイデア」がふっと「おり」てくることがありませんか。
何かについて、あれこれ考えていたり、悩んでいたりしているときは
どうしても思いつかないのに、

そういうことから離れて、頭を休めて
そんなこと忘れてしまっているときに限って、
ふっと 「おりてくる」というかひらめくことがあると思うのですが、

そういう時、どうすればいいのでしょう。

先日、オカリナの曲が仕事中に「おり」てきて、演奏・録音できるようになるまで
9時間もの時間を悶々と過ごしたことについて今回書いてみたいと思います。

今回「おり」てきて、録音するまで9時間を耐えたオカリナ独奏曲
「時の旅人」演奏動画です。

メモもレコーダーもないときに「ひらめき」が降りて来た時

その「おり」は突然起こりました。
何の前触れもなく
かといって、仰々しくもなく、

そう

現場でシーツ交換をしていた朝、
シーツをたたみながら、心の中にあるフレーズが「来」ました。

車の中とかだと、忘れないように口笛を何回も吹いたりするのですが、
周りに仕事仲間がたくさんいる環境で急に口笛を吹くと変です。

だから心の中のオカリナで
心で繰り返し演奏しました。

そうするとぼーっとしてしまって
シーツの裏表を間違えるわ
注意されても返事を忘れ、なんか気まずい雰囲気になるわで
困ったわけです。

トイレに行って、ポケットのメモ用紙に、
一緒に浮かんできた詩を書きなぐりました。

それでトイレから出てすっきりして、仕事に戻りました。

午後はソーシャルワーク、相談援助があります。
辛い話、難しい話の中で、自分の感情がぐちゃぐちゃになってしまったら
せっかく朝におりてきた爽やかで気高い気持ちを忘れてしまいます。

これは困る。

だから、
自分の気持ち、感情はしっかりと持っておき、
仕事にあたるのです。

難局に立ち向かっている合気道の演武と似ています。

なにもこれは
「おり」てきた感情を大切にする時だけではなく、
相談援助の基本です。

特に、つらく悲しい話や理不尽な現実を聞くことの多いソーシャルワーク(相談援助)では
自分が翻ろうされることなく、物事に理性的に対応することが重要になってきます。
どんなにつらく悲しい話を聞いても、
どんなに理不尽で放っておけない現実を聴いても
嘆きで理性を失ったり怒りで理性を失ったりせず、
感情的にならずに、静かに熱く誠実に対応しなければなりません。

自分がつぶれそうな話を聞いても
自分をつぶしてはならない。

さらに、
会議。
いろいろ話し合ったり意見を聞いて、言わなければなりません。
こういう場でも、
自分の心は大切に保ちながら、
会議ではしっかり話を聞いて、意見を言う。

こういうわけで
午後のソーシャルワークや会議の間じゅう、
自分の中で「おり」てきたものを保ちながら、仕事を決しておろそかにせずに、
過ごしました。

降りてきた「もの」の鮮度を絶対に失わない金庫をイメージして、
そこにしまっておいたので
9時間もの間でも、仕事にどれだけ打ち込んでも大丈夫でした。

仕事が終わって、ずっと我慢していたオカリナとレコーダーを取り出し、
一気に録音しました。

「ひらめき」を保つイメージの力

このように、何かが「おり」てきたとき、
その鮮度と純度を保つことが大切になります。

優しい気持ちになれたにせよ、
神々しい気持ちになれたにせよ、

その気持ちを保つこと。

それは、頑として離さないのではなく
柳の木のように、しなやかに心に保持するというか

何が起こっても
心の中にある「それ」が消えることなくしっかりあることを
自分の親しみやすい方法でイメージし続けるわけです。

イメージとは
画像の場合もあるし、音の場合もあるし、雰囲気、感じ、感覚であったりします。

消えないとイメージしたら、消えません。

意外と、イメージの力は大きいです。

心の中にスタジオを作る

こうして、音楽が、「おり」てくるときに限って
手の離せない仕事中とか、
風呂に入っていたりトイレに入っていたりして、メモも録音もできない。

口笛が吹ける状況なら、口笛を何度も吹きますが、
以前、露天風呂で口笛を吹きまくって、
変な人と思われたこともあって・・・(汗)

こういうとき、
メモもなく、レコーダーもないから
心の「イメージの力」を使うのです。

心の中に、自分の得意な楽器を創造します。
私ならオカリナ。
音を鳴らしませんが、心の中で指を動かすことくらいできます。
そして
忘れないように心の中で繰り返し繰り返し歌ったり
演奏したりします。
つまり、オカリナにせよ、ギターにせよ、心の中なら自由にスタジオを作れるので
必要なものを心の中にどんどん創造して、何重奏ものハーモニーもできるようにして
イメージのスタジオで思いっきりリハをやるわけです。

「ひらめき」の鮮度と純度を保つには

また、
「おり」てきた時の、感情の鮮度が落ちないように過ごすことも大切です。

こういう時は、人とのトラブルは避けたいです。
悩み、怒り、腹立ち、イライラは特によろしくありません。

できるだけ、自分をやわらかくして、穏やかに過ごしたいです。
そして、
自由の身の上になったら、
私は一目散にオカリナとレコーダーを取り出して演奏して録音します。

楽譜が書けるなら
紙を出して楽譜に記録できるのですが・・・・
昔のモーツアルトやバッハなどは、まるで手紙を書くように楽譜を書いたんですね。
ああなりたいのですが・・・・
現在独学中です。

ICレコーダーを活用する

今は、私は、ICレコーダーの一種で
MTR(マルチトラックレコーダー)と言って
一つの演奏を録音して、それに重ねるように、
時間を分けて8曲まで別に録音ができ
ミキシングができる機種を持っており、

そのMTRを使って、ハーモニーを録音しています。

今回作った動画も
最近「おり」てきたもので、

それを録音したら、
また続いてハーモニーが「おり」てきました。

MTRを使って
アフレコをしました。

もちろん、以前何かで聴いたフレーズが含まれているかもしれません。
夢と一緒で、意識・無意識のいろいろなものがミックスされて
「降り」てくるのだと思います。

こういうことが起こったら
これからも、できるだけ記録に残したいと思います。

フリージャズの発展の背景には
録音機があったと聞きます。
アフリカのテンポ、リズムを体で覚えていた人々が
楽譜は書けないけれど、
即興で演奏をやって、それを録音機でとっていたそうです。

今ではICレコーダーがあるので、
これを便利に使いこなそうと思います。

またときどき、即興演奏を作ると思いますので
よろしくお願いします。

オカリナ独奏曲「時の旅人」演奏動画です。

オカリナは
板東正裕さんの作品で颯オカリナ ソプラノGをメインにして
ハーモニーには同じく颯オカリナ アルトGを重ねました。