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ゴスペル「風がどこから吹いてくるのか」、とても美しいうたです。この歌をオカリナで吹きながら、詩を書きました。ヨハネの福音書の言葉から作られたこの聖歌、クリスチャンの教えを超えて、茶道でたしなむ「一期一会」に通じていると感じるのです。

子どものための聖歌「風はどこから」

風がどこから吹いてくるのか

風がどこから吹いてくるのか

わからない。

風がどこへ吹いていくのか

わからない。

でも

わかってることがあるんだよ。

いま

風が吹いてること。

私の前を

私の横を、

そしてこうして笛を吹いている私の中にも

風があって

私もまた風を創りだしてること。

こんなすごいことがわかってるだけで

十分だよ。

心配しないで。

今風は吹いてるよ。

ゴスペル「風がどこから吹いてくるのか」

とても美しい聖歌があります。
静かで美しい聖歌で、子どもたちで合唱することもしばしばあります。

カトリックの典礼聖歌386番 「風がどこから」です。

「風がどこから吹いてくるのか
人は誰も知らない
愛を呼び覚まし心を潤し
いつの間にかわたしの中を吹き抜けてゆく
それは気高いキリストの想い
どこへ風は吹いてゆくのか誰も知らない」

この歌をよく教会で合唱します。

合唱の指導の先生からは、
この歌は
優しく歌いましょうと言われます。

青草の野を優しく吹くそよ風のように、
優しく歌うのです。

私はテノールのパートですが、
声を和らげ、主張せずに、ハーモニーを大切に歌います。

この合唱の時をイメージして
オカリナで優しく吹きました。

ヨハネの福音書の言葉に見る「一期一会」

この聖歌は、ヨハネの福音書の言葉を歌にしたものです。

ヨハネによる福音書 3章8節には、
「風は思いのままに吹く。
あなたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。
霊から生まれた者も皆そのとおりである。」
というイエスの言葉が記されています。
(新共同訳聖書より引用)

少し難しいかもしれませんが

「「いのち」というものが
どこから来て、
どこへ行くか人はだれもわからない。
しかし、
どこから来たかも、
どこへ帰っていくかも
だれも知らないけれども、ちゃんと「いのち」のふるさとはあるんだよ、
それは
「いのち」の生まれるふるさとで、
「いのち」が帰って行って永遠に生きるふるさとだよ。
そして、
これは、神様から生まれた人間みんなに言えることなんだ。
でもね、
みんなはっきりわかってることは
いま
ここに
こうして、いることじゃないかな。
いのちを大切に生きようよね。」

ということだと思うんです。
福音の中で「霊から生まれた者」という言葉は
私たち人間みんなという意味で
「神様がおつくりになった人間みんなは」という意味です。

わたしは
この福音から、感じるんですが、
クリスチャンの人に限らず
すべての人の心をいやす
「一期一会」のメッセージがあると思うんです。

風がどこから吹いてきて
どこに吹いていくかわからなくても

いま
ここに
風が吹いていることがわかるように

いま
ここに
いる
私たちは

かけがえのない時間を過ごしており
そのかけがえのない時間は
一期一会だから
大切にしたい。

いま
ここにいる私と
いま
ここにいる
あなたで
一期一会の時間を分かち合いたい

そういう気持ちが歌われているんだと私は感じ取る次第です。